藤本タツキ短編集 17-21 (ジャンプコミックスDIGITAL)
前回の記事でサンデーうぇぶりの新人賞の考察で賞金額のことについて触れましたが、今回はそのことについてもう少し詳しく考えていきたいと思います。
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サンデーうぇぶりの新人賞では、最近になって最大の賞金額がアップして、その他の金額も若干変更になったようですが、自分が一番注目したのが「今まであった賞金5万円の『銅賞』が無くなり賞金3万円の『奨励賞』、そのひとつ上が賞金10万円の『努力賞』になったこと」です。
これは「結果的に賞がスケールダウンしたということでは?」という指摘を前回しました。
理由は「今まで5万円の賞(銅賞)を受賞されていた人たちが今後はおそらく3万円の賞(奨励賞)を受賞という形になることが予想されるから」です。
要は今回の変更は表向き「(最大の)賞金額アップ」とうたってはいるものの実際は「賞金額の振り分けが変更になっただけ」な気がするんですよね・・・・(苦笑)
ただ、出版社側も当然、新人賞への投資(経費)に無制限にお金を使えるなんてことははないわけで・・・
今回の変更もビジネス上何ら問題ないことなのですが、「賞金額アップ」的な触れ込みは少々モヤモヤするというか・・・
しかしながら、敢えて出版社に対して、今回の変更を好意的に捉えるなら、「毎回の受賞者の数を増やす為の変更」とも考えられなくはないかなと・・・
つまり、「5万円の賞を2人に与えるより3万円の賞を3人に与える方が、より多くの漫画描きに還元できる」ということですね。
まあ、それでも「経費削減では?」って話なんですが・・・
これで今後の受賞者の数がそのままで、そのほとんどが『奨励賞』だったら完全に経費削減ってことですかね・・・・・・・?
これまでの「『マンガ新人賞』考察記事」↓
★「『週イチ締め切りの新人漫画賞』はマンガ家デビューへの近道になるか!?」漫画新人賞を獲る方法を考える60