キム・ラッキの人体ドローイング
 前回の記事の最後で、「さほど評価してくれていない編集者が担当になってくれても都合よく利用されて終わりの可能性が高い(あくまでも自分の個人的な経験上の私見ですよ)」と書きました。
  前回の記事↓

 それで思い出したんですが、編集者が漫画家志望向けのインタビューなどで「漫画家志望はもっと編集者を利用するべき」的なことを言っているのをたまに目にします。 
 「描いた作品に関して感想を聞いたり、創作についての相談を頻繁にするのは(忙しい編集者に対して)迷惑なのでは?」という考えを持っている漫画家志望に対するコメントなのですが、要は「そういう遠慮はせずにもっと編集者を利用するべき」というわけですね。

 しかしながら、自分の経験上、この言葉は真に受けない方がいいです(苦笑)

 上司が飲み会で言う「今日は無礼講だから」と同じくらい真に受けてはいけません(そんな上司が実在するかは知りませんが・・・)

 そもそも「利用されること」をよく思う人はいませんしね・・・

 言い方は悪いですが、才能がありそうな漫画家志望を利用しようと思う人はいても「漫画家志望の能力アップに自分を遠慮なく利用してくれ」と実際に思っている編集者はあまりいないです・・・(苦笑)
 まあ、自分自身がその立場になって考えれば「そりゃあそうでしょ・・・」って話なんですが・・・
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